害虫管理のポイントKey Points of Insect Management

害虫からお客さまの大切なモノを守るために、効果的な害虫管理のポイントをご紹介します。

害虫管理におけるモニタリングの重要性

害虫管理はしたほうがよいの?

害虫は一般的に強い繁殖力を持っており、わずかな餌でも短期間で爆発的に増加します。
また、体が小さく、人間の死角に巣を作ったり餌の中に隠れていたりするため、見つけることは困難です。このため、害虫が発生してから防除を行う従来の管理方法では手遅れになることが多いのです。このような手遅れを防ぐためには、最適な時に、最適な場所に、最適な方法で害虫防除を実施する必要があります。

モニタリングで害虫管理を効果的にサポート

モニタリングとは、害虫発生状況を定期的に監視・記録すること(見える化)です。害虫発生状況を可視化し、早期対策を行い、対策後の効果確認をすることが害虫防除の一番の近道となります。富士フレーバーのフェロモントラップはモニタリングツールの1つであり、害虫対策を強力にサポートします。

フェロモントラップを活用したモニタリング

モニタリングという手法を用いれば、害虫の動態や被害の状況などを定量的に観察し対象害虫の分布を把握、実施した防除対策の効果を数字で評価することができます。この集めたデータを上手に活用することで、効果的な防除が可能となります。

01異常発生を早期に発見

モニタリングなし 大量発生!
人間の目や商品につくまで把握することが出来ず、気付いた時には手遅れに
モニタリングあり 被害の拡大阻止!
対策時期の選定や、異常発生を早期検出し被害の拡大阻止に貢献
発生時期が早く多い
継続して記録を残すことで発生時期を数字で把握

02対象害虫の分布を把握

モニタリングなし 多大な労力!
害虫が発生したことで、全フロアへの防除をしたり全製造ラインを停止することになり、コストや労力がかかる
モニタリングあり 作業量の省力化!
薬剤使用量の低減や、作業量の省力化に貢献
発生エリア 青:0匹 黄:1~10匹 橙:11~25匹 赤:25匹以上
場所ごとの発生量を数字で把握

03防除効果を数値で比較可能

モニタリングなし 防除の効果不明
防除のやりっぱなしで防除の効果がわからない
モニタリングあり 継続的な対策に貢献!
対策の有効性の把握や、継続的な対策に貢献
害虫対策の効果を数字で把握

フェロモントラップ設置のポイント

フェロモントラップの設置は「3定管理」で

フェロモントラップは工場や倉庫、ゴルフ場、圃場といった様々な場所で活用いただけます。年間を通じて「3定管理」を行うことで、精度の高い害虫リスクの把握やデータ比較(エリア毎、過去記録)を行うことができます。

フェロモントラップ設置のポイント 定位:トラップの場所を定め、確認を一定の間隔で実施 定品:使用するトラップを統一 定量:必要なトラップ数の設置

設置事例

画像クリックでフェロモントラップ設置事例の詳細をご確認いただけます。

モニタリング作業のサポート

「ムシレコ」でモニタリング作業をサポート

一部のエコモン商品に対応したスマートフォン用アプリ。スマートフォンで撮影すると捕虫数をAIで解析し、誰でも簡単に一定の精度で捕虫数のカウントが可能です。
捕虫データの管理機能を搭載、撮影した写真とデータを1つの画像としてスマートフォンに保存することもできます。

ムシレコ
ニューセリコおよびガチョンの利用者を対象としたモニタリングの作業をサポートするスマートフォン用アプリ