INTERVIEW社員インタビュー
家族との時間も大事にしながら
管理職として業務改善に寄与
Mさん
現在の仕事内容について
エコモン製造担当のグループリーダーとして業務にあたっています。部署のメイン業務は、フェロモントラップの製造。具体的な業務内容としては、昆虫が発するフェロモンを使ってフェロモントラップとしての商品にしていく製造工程を一貫して担っています。これらの業務管理や、所属メンバーの育成管理が私の仕事。製造時のトラブルを未然に防ぎ、製品を安定供給できるように、各種工程のさらなる効率化や、スタッフ間の連携改善などに日々取り組んでいます。
入社前、大学では昆虫フェロモンに関連した研究室に在籍していました。就職活動にあたって富士フレーバーに関心を持ったのは、事業としてフェロモンを利用した商品を開発し、国内外に展開していたから。世界的に見ても、フェロモンを活用した事業を行っている企業はとても少ないのです。食品の虫害管理を促進することで減農薬に貢献しうるという点に興味を持ったのと、少ない人員で世界を相手に仕事をしていて一定の裁量を任されて仕事に取り組めそうだと考えたことから入社を決めました。その後は、研究開発から商品企画、品質保証と、多くの職種を経験して今に至ります。
業務のやりがいについて
大学の頃から多少自覚はあったのですが、根気よくデータを積み上げて進める研究開発の仕事は、性に合っていない部分もあったようです(笑)。いろいろと経験させてもらったからこそ分かるのですが、作業の全体を俯瞰して、変更・改善点を洗い出し、より効率性の高い状態へと導くことが向いているのかなと感じています。課題を解決して、皆が働きやすく、製造面でもプラスになっていくことにやりがいを覚えていますね。最近手がけたのは、作業工程文書の改訂。既存の文書では、どこかの工程にちょっと変更が入っただけで文書全てに手を加えないといけない作りになっていたので、構成を一から見直しました。これにより、細かなアップデートを速やかに反映でき改善のための工程変更がスムーズに行えるようになりました。
今後も、こうした対応には注力していき、製造工程における各種ロスの削減のみならず、その原因の早期発見につなげ、工程の上流・下流間での連携をより強化できる仕組みを考えていきたいです。このような改善は管理職にしかできない領域の解決策もあるので、日々のメンバーの作業の様子や、業務状況にも目を配りながら、より一層の効率化を目指しているところです。
働きやすさについて
私は育児休暇を取得したのですが、ちょうど取得時期に私自身の異動があり、現在の部署でグループリーダーとして着任することになったのです。そうした事情もあり、当初は休暇を取ることに躊躇がありました。そこで、そのことを率直に上司に相談したところ、「全然気にしなくてよいから、きちんとお休みを取ってほしい」と、すぐに言ってもらえて。この時はとてもうれしく、ほっとした気持ちになりました。
実際に約3カ月の休暇取得中は、メンバーたちへの各種伝達や情報共有など諸々について、他の管理職の方々に代わって対応いただき、手厚くサポートしてもらいました。おかげで不在時もメンバーは滞りなく業務に取り組めました。私も安心して家族のフォローに専念できて、本当にありがたかったですね。休暇から復帰してまだ日は浅いのですが、今後はプライベートの時間も大切にしながら、管理職としての業務にまい進していきたいと思っています。
1日のスケジュール
- 8:30出社。チームメンバーとのミーティング(当日計画確認、必要情報の周知)
- 9:00メールチェック
- 9:30管理職ミーティング
- 10:00チームメンバーとの打ち合わせ
- 12:00昼食
- 13:00工程改善プロジェクトの資料作成
- 14:00製造工程記録の確認
- 15:30計画に関する関係部署打ち合わせ
- 17:20終業ミーティング(当日製造内容に関する報告)
- 18:00退勤
同僚社員 Nさん からのコメント
Mさんが異動したため今は部署が違いますが、上司として2023年4月から1年間、品質保証担当として一緒に仕事をしていました。
「当社の品質保証体制を構築する」という大きな課題に取り組んでもらい、当初は期日までの達成が困難に思えるような状況でした。しかし、Mさんはどんなことにも常にポジティブに考え、例え困難であっても諦めずに課題と向き合い、どうすれば解決できるかを一番に考えて着実に業務を進めてくれていたので非常に頼もしかったです。
今は部署が違いますが、より良い品質の製品をお客様に届けるという同じ目標に向かって仕事をしています。